イースターとは「復活祭」と日本語ではいいます。復活節とも呼ばれています。何が復活したのか!?というと、十字架上で死んだイエス・キリストです。
死んでしまってから3日目に復活されたという日なので、キリスト教徒にとってはクリスマスと同様、最大の祝日になります。日本ではまだ馴染みが浅いですが、徐々に人気が上がってきているようです。
「イースター」はいつ?
イースターの日は、「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」です。なので毎年、日にちは変わります。
この「日曜日」というのは、キリストが死んでから3日目に復活した日が日曜日だったからだそうです。
イースターと聞くと、個人的に“イースター島”が思い浮かんだのですが、調べてみると、このイースター(復活祭)と関わりがあることにビックリ(゜.゜)。
1722年のイースターの日に、オランダ人のヤコブ・ロッゲフェーン(Jacob Roggeveen)が、初めてこの地を訪れモアイの島に到着したことを記念して「イースター島」と名付けたそうです。正式名はパスクア島(Pascua)と呼び、イタリア語で復活祭(イースター)を意味するのだとか。
イースターエッグの模様や色には意味がある
クリスマスツリーといえばクリスマス。
イースターエッグといえばイースター。
「イースターエッグ」とは、模様や色を塗ったりして飾り付けたゆで卵で、復活祭を祝うためのものです。(現在ではプラスチックやチョコレートなどで作られた卵型のものが主流です。)
卵は生命の誕生を表しているといいます。ヒヨコが卵の殻を破って出てくるように、キリストも死という殻を破って復活されたということの象徴だそうです。
卵は、「イースターうさぎ(イースターバニー)」が運んできたとされています。古代より、繁栄・多産のシンボルのウサギさん。これもキリストの復活のたとえといわれています。
イースターエッグの模様や色には意味がある
宗教や国、地方などによって違いもありますが、イースターエッグの模様と色の意味をいくつかご紹介します。
赤は、太陽、希望、幸福、情熱。
青は、健康、空。
白は、誕生、清浄。
カラフルな卵の中でも赤色をよく目にします。
赤は、キリストが死んだ3日目に復活して神になったことが、赤い卵くらいありえないと公邸が言ったことからイースターエッグ=赤い卵という説や、赤はキリストの血であり、その血によって人類が救われるという説もあります。
イースターエッグの模様にも意味があります。最古の模様は幾何学模様の卵といわれています。
太陽は、輪の模様として表現され「生命」「光」
太陽と星は「生命、成長、冨」
星は「イエス・キリスト」「魔除け」「厄除け」
木は「子孫繁栄」
麦の穂は「豊穣」
植物は「自然」「繁栄」
農耕器具… 土の恵み(鋤(すき)は結婚を意味する)
蛇… 永続性、復活、死からの蘇り、厄除け
魚… キリスト教のシンボル
カエル… 若さや美しさ、女性のシンボル
波… 富、永遠
卍模様は、光、太陽、火。
波線は、水。
四角は、継続性、安定。
最後に、、、
ちょっと意味を知ると、これからお店に並んでいるイースターエッグの模様や色をチェックしてみたくなりますよね。
また、イースターやこの卵は 実は キリストの復活祭よりも昔からあるんです。由来は、春の女神を祭るお祭りです。
ですので、“春のお祭り” ということで、イースターエッグを飾ってみるのもいいですよね。
それでは、、、
ハッピーイースター!